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zoom RSS 西口公益施設物語「そもそも」

<<   作成日時 : 2007/07/06 23:53   >>

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来週月曜日・9日夜はお待ちかね?の「公益施設運営検討会」第11回目が開かれます。
ビル建設工事費が55億円余。5基のエレベーターやすべての階の廊下、消防設備などを税金約10億円で作ってやった上、市が買い取りを決めている「公益施設」部分の金額は10憶200万円。
そもそも、「市民にとってどうしても必要だから」ではなく、組合施行の事業を「公金で下支えしてやるためにビル床の一部を買い取る」という話でしかありません。
よその自治体でとっくに痛い目に遭っているのに、どうして今からこんな馬鹿な税金の使い方をするのかと、議会で何度やり合っても、検討会を何度傍聴しても、いつも暗澹たる気持ちになります。
そもそも、この「公益施設」という代物は、国が設けた新たな交付金「まちづくり交付金」をあてこんで検討が重ねられた経過があります。
今の計画は、こんな話になっちゃってますが、ここに至るまでもおかしな道のりを辿って来ました。
こんなに無様な迷走ぶりを続けるのは、きっとスタート時点に相当無理があったはずだと思い、改めてその頃の公文書の公開を求めていたのですが、手に入りました。

16年5月14日、市は細渕一男市長名で、初めて「まちづくり交付金都市再生整備計画」なるものを、石原伸晃国土交通大臣宛に提出しています。これは「都市再生特別措置法(平成14年)」に基づくもので、中を見るとなかなか興味深いことが書かれています。

16年度に入り込んで提出されたこの計画の目標にはこう記されています。
「道路整備、景観形成、交流施設の整備を通し、円滑な自動車走行の実現、歩行者の安全性確保、沿道での建物更新及び街並みの再生により、まちとしての回遊性を高め、安全性・利便性・快適性を備えた市の中心核にふさわしい駅前市街地空間の形成を目指す。
また、当地区においても迫りくる少子・高齢化社会への対応として、これまで培われてきたコミュニティや生産・商業活動の維持・発展に向け、地域への定住性を支える生活環境づくりを目指す。
こうした都市基盤が整うことで人々が街なかを行き交い、買物・飲食、業務、レクリエーション、学習、音楽・映像等の文化面への参加等多様な場面での活発な都市的活動が行われる。駅前には、駅西口居住者のみならず、乗り換え客、後背地の自然を散策する来訪者などが滞留し、かつての賑わいを持った西口を新しい姿で再現する。」とあります。

ふ〜っ…原文のままですが、役所の作る文章って、なんでこんなんなんでしょ?

そしてこの時、すでに16年度に大きく入りこんでいるにもかかわらず、事業年度を16〜18年度としていました。今思えば2年後の完成は無理だということくらい、市はわかっていたはずで…。でも国土交通省が採択してしまうのですから…不思議です。
その後、案の定延伸の手続きに追われることになりました…。
対象事業の総額は43億8,800万円、そのうち40%が国からの交付金の限度額となるので交付金自体は17億5,500万円を見込んでいました。

しかも、この時に交付金対象事業として提出されていたのものは、
1.道路(都市計画道路3・4・9号線、地下公共駐輪場、区画道路1号・3号・4号・5号)
2.地域生活基盤施設(区画道路4号沿線環境保全緑地)
3.高質空間形成施設(電線類地下埋設施設)
4.高次都市施設(地域交流センター・ペデストリアンデッキ)
5.地域創造支援事業(代替地宅地整備)

いかにも役人が好みそうな、へんちくりんな日本語満載の事業名が並んでいます。まあこれは東村山市のせいではありませんが…。
「高質空間形成施設」が電線を地下に埋めることだったり、再開発によって転出を希望する人たちが新たに暮らす代替地が「地域創造支援事業」だったり…頭が痛くなってきます。
そして極めつけが「高次都市施設」???
煮ても焼いても食えないのにいつまでも形にならない議論を続けている問題の「公益施設」はこれに当たりますし、ウルトラミラクルとしか言いようのない落札率で問題になったのは「ペデストリアンデッキ」です。

またこの時点では、地域交流センターの中身についてはこう記されています。
「情報提供機能、文化活動機能、産業振興機能、集会機能を集積した地域交流センター整備により、施設利用者、地区への来訪者による交流を軸とした地域の活性化を図る。
具体的には、地域交流センター内には、物産展示、歴史紹介、観光案内の場を設けることで、西口後背部の自然資源や歴史的文化的資源を都市観光推進へと結びつける。
文化交流面では、総合情報提供センターの整備により、多彩な情報を媒介とした地域活動の拠点づくりに寄与でき、生涯学習の推進と市外を含む駅利用者などを含めた交流が活発化する。
さらに、市の総合計画でも、行動情報社会への対応として、情報が入手しにくい市民への対策が課題としてあげられており、総合情報提供センターによる具体的な活動の場の提供と庁内の情報化推進策の連携により、市民がインターネット等の情報通信に親しみ、情報を身近なものとして生活・営業等様々な面に活用することが期待できる。」

つらつらとよくも並べたものだと思います。

平成12年に建てた「いきいきプラザ」の3階には、情報センターがあります。
一部、パソコン教室などで活用されていますが、多額の税金が投じられた施設は、宝の持ち腐れのような状態です。
特に、国の補助金を取るときは、「市民に開かれた施設」「市民も使える」と謳ったのに、できてしまえばこっちのもの。常時ブラインドで閉ざされ、中をうかがうことすらできない部屋もあります。
そういえば何年か前に、当時はすりガラスだったその部屋の窓が、ある朝突然素通しになっていて驚いたことがありました。会計検査院が補助金執行検査に来ていたのだと夕方になって聞きました。
翌朝また、しっかりすりガラスに戻っていたことを思い出しました。

話がそれてしまいましたが、うちのまちのハコモノづくりは、いつもどこかが決定的におかしい気がしています。
本当に必要な施設なら、借金をしても必要でしょう。
包み隠さずに市民に説明すれば、わかってくれるはずです。

しかし、要るか要らないかわからないものを、「補助金」「交付金」メニュー上で有利だから買うとか、補助金の趣旨ではうまく使えなくなってこっそり転用するとか…。
夕張がダメになったのも、ちょっと考えればホントは要らないものを、8割補助金だ半分交付金でもってやるだのだとちらつかせて作らせる国の「悪徳商法」にひっかかったという面もあります。
まあ、国と自治体、どっちもどっちと思いますが。
いずれにしても「自分の金じゃない」から、そんなことできるんですよね。

この公益施設の計画は、その後2度にわたって変更をしています。
それについてはまた書きます。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>当時はすりガラスだったその部屋の窓が、ある朝突然素通しになっていて驚いたことがありました。会計検査院が補助金執行検査に来ていたのだと夕方になって聞きました。

この一文にとても驚きました。
これじゃ企業の監査逃れみたいじゃないですかw

公益施設が西口ビルに入った所で夜間受付とかはしてくれないだろうし、
どちらかというと休日対応とかサービス面での充実の方が
ハード面の充実より有難いんですけどねぇ…。
りうママ
2007/07/07 22:41
りうママさん こんにちは。

そうですね。つっこんで確認しようと思ったんですけど…確か何か別のことを追っている時で、それ以上追っかけなかったことを記憶しています。これを機にウラ取ってみようと思います。

休日や夜間の窓口対応をしている自治体は多いし、自治体独自で住民票等の自動発行機を置いているところも多いですよね。
うちがやったのは、住基カードがないと使えない「電子ロッカー」。
※2年前の今頃書いてました。http://blog.satomasataka.jp/200508/article_2.html
初期投資3,000万はすべて総務省の補助金だと言うのがウリでしたが、その後の年間ランニングコスト200万円強は市持ち。
年間利用者は10人に満たないことがわかっています。

その気になれば人の知恵と力で今すぐできることがあるのに…。
補助金や交付金メニューとにらめっこして、使い勝手の悪い新しいハコを増やすの、もういい加減やめにしないといけないと思います。
佐藤まさたか
2007/07/08 15:07
私は、正直言って「細かい事はわからない」「大きいことは気にしない」「税金などは、請求が来れば払う」と言う、恐らく、ごく一般的な市民です。
東村山駅も普段利用しませんし、開発事業費がどうとか言うことにも「自分の税金が上がらなければ、別にどうでもいい」と言うのが私の考えです。
ただし。
東村山駅西口には、特別な想いがあります。
西口を出て、八国山への道。
確かに、バスなどの公共機関の乗り入れは、駅周辺の整備事業として必要かもしれません。
ただ、妻と歩いた、あの街並みがもう失われてしまったと言う喪失感は、全く関係の無い私にもあります。
久米川駅北口整備に関しても同様です。
「もこもこ無くなっちゃったのか・・・一度行ってみたかったのにな・・・」
それが、一般的な市民の考えです。
感情的で、何の計算も無い意見で申し訳ないのですが、市民と言うのはそういうものだと思います。
ゆう
2007/07/09 17:49
ゆうさん 書き込みありがとうございます。

そうですね、多くの方がゆうさんのようにお感じになっているのだと思います。
整備は必要だし、景観が変わることもやむを得ないかもしれない。
だけどそこには、暮らしておられる方々のいろいろな思いや思い出が詰まっている、と感じながら、プランニングの段階からもっともっと丁寧にことを進めることが求められているのだと、西口でも、久米川北口でも、本町都営跡地の桜並木でも強く感じています。

なんだかんだ言っても役所が決めるんだから、という考えの市職員と、役所が決めるんだから任せておけばいい、と考える住民が揃うと、結果は最悪。
変えていかなければならないと思います。
佐藤まさたか
2007/07/10 14:02

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