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<<   作成日時 : 2007/06/30 19:25   >>

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「特別支援教育」推進計画の説明会が昨夜(29日)19時から開かれた。
これまでは障がいのある子ども一人ひとりの程度や種類に応じて、近隣の都立養護学校や市内の小中学校の心障学級で教育をする「心身障害教育」として行われてきた。
しかし、学習障害(LD)や注意欠陥/多動性障害(ADHD)、高機能自閉症、アスペルガー症候群など、これまでの心障教育では対象とされてこなかった子ども達の増加、顕在化という現実。
そして、誰もが分け隔てなくそれぞれの個性を大切にして共に暮らせる社会を実現しようとする国際的な流れ、という二つの大きな要因から、「特別支援教育」への転換が図られた。

東村山市には現在、小学校では固定級「あおば学級」が「化成」「秋津」「八坂」「東萩山」の4校に、通級「わかたけ学級」が「久米川」にあり、中学校では固定学級が「一中」と「二中」の2校、通級学級が「三中」にある。
これを将来的には、障害のある子・ない子、という区別でなく、どの子も住まいの近くにある学校に通うことが可能になるように、という道を歩み始めたことになる。

とはいえ、それを可能にするような人の配置や建物の改修などの費用を国や東京都が新たに用意しているわけではない。
予算はないけれどやりなさい、というところが、基本的におかしい話だと思う。
当然、それを担う自治体では、ないない尽くしの中で踏み出さなければならない。

東村山市では、当面、今は小中1校ずつしかない通級学級を小学校でもう1校増やし、子ども達が少しでも通いやすくしようとしている。しかしそれも平成24年度と言うから、5年先の話。
他自治体では、先取りする形ですでに増級したり、バリアフリー改修を急いだりしているが、うちの場合壁になるのはここでも財政。

誰もが地域の中でいっしょに成長できる社会へ向けて着実に進めていきたい、保護者の皆さんともともに力をあわせてやっていきたい、という市の姿勢はそれでよいだろうし、具体的にがんばって作り上げてきた面も評価されるべきだろう。
理念・目指すべき方向については間違っていない。素晴らしい実践例も数多いと聞く。

しかし、だ。
学校や教育委員会事務局での現実的な対応において、一人ひとりの親御さんの思いに本当に寄り添っていると言えるのだろうか?
説明や講演の中で「困り感」という言葉が何度も出てきたが、親の「困り感」にきちんと向き合っているのだろうか?くくって考えたり、まとめて扱ったりしていないか?
相手が何を求めているのか?今必要なことは何か?
そういう意味で、昨夜の市教委からの概要説明は、最悪だった。

担当は指導主事。一方的な説明原稿の棒読みで、「きちんと理解してほしい」「わかってほしい」という気持ちが全く伝わってこない。聞いていて、とにかくしんどい。
指導主事といえば、「わかる授業」のプロのはず。各学校の教員たちに対して指導する立場ではないのか?
思わず手を挙げて説明をさえぎり、頼むからたくさんの資料のどこを説明しているのか、何を見ながら聞けばいいのかわかるようにやってほしい、と発言した。
顔も上げずに原稿をひたすら読むなんていう説明会も初めてだったし、パワーポイントの活用もお話にならない。

そもそも市民と対立するような問題ではないのだから、もう少し聞く側の立場に立って、丁寧なキャッチボールが成立するような進め方にはできなかったのだろうか?
むしろ、今後より多くの説明会や意見交換など、保護者の生の声をきちんとキャッチする取り組みが必要なことは、説明会後、教育部長も認めておられた。
そういう意味で、ぜひ反省をしてほしいし、改善を求めたい。

後半の講演を聴いていても、むしろ障がいのあるお子さんをお持ちでないお母さん、お父さんをはじめ、自分は関係ないと思っている人たちに対しての啓発が重要だと感じた。
私自身も一つ一つのケースを正しく理解できるよう、しっかり学び、伝える側としても動いていかなくてはならないと痛感して帰ってきた。

参考サイト)
東村山市教育委員会「特別支援教育について」
財団法人日本自閉症協会・東京都支部

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コメント(16件)

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 いったいどうなるんだろう・・・という気持ちでいっぱいです。
仕事柄、養護学校にも行くので子供達と接する機会が多いのですが、養護学校でさえ、重複する障害をもつ子供達への専門的対応に必死な状態だと感じています。
 これが、枠を超えて地域のどの学校でも安心できる専門的な教育をとなると、よっぽど力量のあるコーディネーターと、専門知識を持つ担当教諭と、連携を取れる療育病院と校医と、学校保護者と、地域と・・
 積極的にチームアプローチの形を作っていかないと、子供達を土台にしながら右往左往という状況になるのは目に見えていると思います。

 ここからは、保護者としての意見ですが、どうしてあおば学級はポツンと奥にあるのか不思議です。
 学校公開であおばにも行ってみたら、誰も通っていない。教室に入ったときの周囲の様子から、家族以外が見に来ることは稀であることが分かりました。授業を拝見した限り、ものすごく環境を制御しなければいけない子供はいない様子。どの小学校もそうなのでしょうか。
さかえ
2007/07/01 00:44
 これから本当に皆と一緒に考えていくのならば、どの学校も、子供達が頻繁に行き来するところにあおば教室を置く方がいいと思いました。学校公開日だって、私みたいな職業じゃなければ、わざわざ違う棟まで行かないです。子供達だって短い休み時間にわざわざ遠くの教室まで遊びに行かないのではないでしょうか。日々の中でのかかわりがない状況で、さて、誰もが分け隔てなくそれぞれの個性を大切にして共に暮らせる社会を実現しようなんて無理だと思います。
 はやく、状況が整って、「どうすればいいんだ・・」というところから、「この子の○○を伸ばしてあげたいのだけれど、どういうタイミングでどういうサポートをすればいいだろうか」という議論に進むことを期待しています。そのためにも、教育委員会には踏ん張って引っ張ってもらわないと。
さかえ
2007/07/01 00:45
まずはこの問題を取り上げてくださってありがとうございます。
佐藤市議がおっしゃっているように「特別支援教育」そのものがあまり知られていないキーワードでしょうね。実際市議さんのBlogでこのキーワードを見るのは初めてです(^^;
「特別支援教育」なんて名前がついていますが、宮本先生の講演にあったように「障がいのある子も無い子も、ひとりひとりにスポットがあたる」…それこそが特別支援教育の根本的な考えだと思っているのですが…「特別」とくくっているせいか、どうもその辺が薄れてしまっていますね(^^;
これは東村山に限ったことではありませんが。
(つづく)
りうママ
2007/07/01 09:45
今回の説明会ですが、各通常校の先生方の負担が増えるだけの結果にはならないのか?ひとつのくくりに入れた時に障がいを持った子に対してその子に必要な教育が果たしてできるのか?まだまだ疑問点がいっぱいです。
東村山市がこういった説明会を開くこと事態評価はできますが、その一方で通級に通う子の為の通学バスが【予算の都合で】廃止されるなど、「行政はその子の困り感に本当に寄り添っているのか?」と首をかしげるような動きも出ていることが事実です。「お金が無いから」が理由なら、本当に今後特別支援教育に真剣にとりくんでいけるの?と疑問ですね。
りうママ
2007/07/01 09:55
さかえさん 丁寧な書き込みありがとうございます。

>いったいどうなるんだろう?
本当にそう感じます。
会場から、コーディネーターを現業務との兼務ではなく独立させてください、という悲痛な声が上がっていました。
現状では、ただでさえ大変忙しい「あおば学級」の先生がコーディネーターとなり、学校全体をみる、ということになります。
掛け声は間違っていないけれど、「人を増やさずにやろう」なんて、どの実態をどう見れば発想できるでしょう?
もちろん、予算を割かない国の無責任さは大問題です。
しかしその中でも、自治体として何を優先させるのか、が問われています。
教育No.1は新市長の公約です。
どれだけ本腰を入れるつもりなのか、期待を込めながら大いに問い掛けたいと思います。

「あおば学級」の場所の問題も、私も学校公開の折りには真っ先に足を運びますが、ご指摘の通りですね。
転換を図るべき時に来ていると思います。



佐藤まさたか
2007/07/01 14:05
りうママさん こんにちは。

そうですね。一歩前進なのはわかりますが、本当はどうあるべきなのか、という点ではどこか違う気もします。

>各通常校の先生方の負担が増えるだけの結果にはならないのか?
学校によってや先生一人ひとりによっても、受け止め方にずいぶん温度差があると聞きますが、頑張っている先生方がこれ以上つぶされないためにはどうしたらよいのか…重い課題だと思っています。
一方で、これからの時代、学校という場が社会の中でどういう位置づけであることが望ましいのか、という議論も、本当は国のレベルで真剣に行ってほしいと常々感じています。
底の浅い議論の末、実に下らない結論を出した教育再生会議を見ている限り、絶望的な気持ちになってしまいますが…。(続きます)

佐藤まさたか
2007/07/01 14:14
通級に通う子のためのバス、廃止されました。
近くの学校に通える体制を作ってからならわかりますが、なぜこのタイミングなのか、と年度末に学務課へ出向き話をしましたが、「予算上どうしても…」が理由でした。
固定級の子どもたちへの送迎も、あと2年間は継続するとしているものの、21年度からは見直し対象としています。
今回の資料にも「財政事情から…」という記述がありましたが、先に削るのはそこじゃないだろう?と誰しも思うはずです。
「心障学級に通える子は、もともと送迎の不要なお子さんのはず。自力登校できない子は、本来は養護学校へという考え方です。」と担当は言いましたが、今回の改革の方向性と相いれないものだと思います。
この問題を含め、現実をきちんと踏まえた対応、予算措置をするよう、私も頑張りますが、市民の皆さんの声が大事だと考えています。

東松山市がなぜ「障がい児の希望校全入」へ踏み切れたのか。
大いに学びたいところですね。
読売新聞記事より)http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20070609ik05.htm
佐藤まさたか
2007/07/01 14:27
「わかたけ」は本当に素晴らしい存在だし、通ってみれば得るものが多い子もたくさんいると思うのですが、そもそも一人で遠方から通わせることに不安のある障がいをお持ちのお子さんもいるでしょうし、かと言って親が付き添って一緒に登校することが難しいご家庭だってあるでしょう。学務課の方には「ファミリーサポートもありますよ」と言われましたが、そういう問題なのかしら?
とにかく「通わせたいけど、通うのが大変なので…」と言う理由でわかたけに通わせることを躊躇している親御さんがいるとしたら、大変残念なことです。

東松山の事例、大変興味深く読ませて頂きました。
東松山で現状起きている問題は、いずれは我が市でもおき得る問題です。その辺を教訓として、少しでも対応策を考えた上での特別支援教育のスタートであって欲しいです。
りうママ
2007/07/01 15:24
つづきですみません。

固定級の送迎も廃止されてしまうのですか?
「心障学級に通える子は…」の発言は、まさに親の「困り感」に全く寄り添っていない発言ですね。今後の先行きは見えない、でも新たな(子供の通学時の安全確保という)不安をかかえてしまう…その辺をどうして考えた上での措置を考えてくれないのでしょうか。

現実を踏まえた上での予算措置、強くのぞみます。
無駄遣いばかりしている場合じゃないでしょうに!
西口ビルの床を買うお金があるなら…保健所跡地を買うお金があるなら…と、どうしても引き合いに出して言いたくなってしまいますね(^^;
りうママ
2007/07/01 15:35
りうママさん 再度の書き込みありがとうございます。

東村山市が「庁内分権」だと言ってここ数年進めている「部別予算配当制」というのがあるんですけど、実態は一律10%カット号令を出しておいて、その中でどう削るかどう厚くするかは「主体性」を持って組みなさい、というもんなんです。
これって当然、福祉や教育など、市民に直接関わる経費割合が高いところとしては、切りづらい=声の大きな団体や対象よりも、切りやすい=声の小さい団体や対象から整理かけようとういう心理が働くことになりますよね。
実際、そうなっているわけです。

私自身は学校教育におけるICT化も大事じゃないとは言いませんが、ここじゃ億単位での支出が当たり前だし、更新やメンテのコストも大変なものです。
でもICT化を鈍らせるようなことはなかなか言い出だせない空気もあって、メスが入りづらい状況にあります。
その陰で、その価値になかなか陽が当たらない予算は危うくなるし、有料化が図られたりしていきます。(続きます)
佐藤まさたか
2007/07/03 12:26
そして何より、一般会計約400億円を、どう重点配分していくのかは、まさに市長の主体性の問題です。
生活保護や児童手当など、義務費の割合は確かに高いまちです。裁量が可能な予算割合は決して高くはありません。
しかしそれでも、独自性は出せるし、出そうとするわけです。

前市長は、遅れている道路整備や駅前開発などを最優先して、「市の外から」「税金をたくさん払ってくれる人」を呼び込むことを至上命題としていました。
そうすればお金が回って、福祉や教育が向上する、というのが口癖でした。
私は若造の分際でそれを一笑に付したので忌み嫌われましたが(苦笑)。(もう少しお付き合いを)

佐藤まさたか
2007/07/03 12:38
今いる市民、特に、このまちをふるさととして育とうとしている子ども達、懸命に子育てしている若い親たちに金をかけない自治体は滅ぶと思います。
福祉や教育所管の職員達が、どの所管よりも胸を張って仕事ができるような市にしたいですね。

旧保健所の件も、はっきり言って白紙に戻してやり直せ!という事態になってきています。それでもメンツだけでやってしまうつもりでしょうけれど…。
はっきり言ってまたもやの税金無駄づかいです。
これについてはまた報告します。
佐藤まさたか
2007/07/03 12:38
今日(7/3)毎日新聞・多摩版に多摩市の対応が載っています。
既にお読みになっていたら、すみません。

以下、紙面より引用
「多摩市教委 小中学校で医師ら巡回相談」
 …LDやADHDなど、子供たちの状態を把握して的確に対応出来るよう小児科医らを市内の公立小中学校(21校)に派遣する巡回相談を始めた。医師や臨床心理士らがチームを形成し、学校や保護者の要望に応える。(以下略)

ウェブページは、今日午前中では未だ載ってないですが、数日中には読めると思います。

たまこ
2007/07/03 12:44
なお、私は普通校の保護者です。
現場の先生はクラスのギャングエイジ達をまとめ、学力向上他モロモロに追われ+ボーダーを疑う子供数名への対応(時々不適切?に見える事も有)で手一杯に見えます。そこに特殊な親が加わると、ベテランの先生ですら「やり取りキツくて…どうにか方法ないかな?」と保護者側の私にポロッと愚痴る位、追い詰められている時があります。
2学期制になる、夏休みも補習スクール開く…と、私の時代には無かった制度が次々加わり、応じる為に?職員室の明かりが10時過ぎても点いているのを見た時には「先生自身の暮らしや家族は大丈夫なのか…」と涙ぐんでしまいました。

クラス定員が40名(だったかな?)を超えると学級が増える為、毎年2〜3月に定員ギリギリの学年では「来年度在校しているか?転入生居たら教えて欲しい」とアンケートが来ます。40名を超えてクラス数増えると、先生はいろんな意味で喜んでいるし、授業参観の雰囲気もずいぶん変わります。

私から見た学校は、こんな感じです。
このままのスタッフに、幅広い専門知識を新たに勉強しろというのはとても残酷な話と思います。

たまこ
2007/07/03 13:11
しつこくてすみません

>後半の講演を聴いていても、むしろ障がいのあるお子さんをお持ちでないお母さん、お父さんをはじめ、自分は関係ないと思っている人たちに対しての啓発が重要だと感じた。

私も中途半端な知識・理解度で、この言葉はとても重いです。
で、某所で下記シリーズの本を読みました。
対象読者層は、同じクラスの子供向けでしょうが、全く知らない保護者へ対しての最初の案内として解りやすく思いました。

ミネルヴァ書房
  シリーズ 発達と障害を考える本
http://www.minervashobo.co.jp/obstacle/index.html?PHPSESSID=1d0bb3ba33f3459e4f635d2d8593f318

(東村山市図書館検索では持っていませんでしたが、児童館や子育て支援室関係では持っているかもしれません)

何かの役に立てば幸いです。


たまこ
2007/07/03 14:00
たまこさん すっかりお返事遅くなってすみません。

>「先生自身の暮らしや家族は大丈夫なのか…」と涙ぐんでしまいました。
学校現場で中堅どころになった大学時代の仲間たちを見ていて、ホントに実態は厳しいと感じます。
もちろん、自分自身のメニュー更新を怠った挙句、子どもや親に責任をなすりつけたりする教員には退場を含む対応がいるとは思いますが、それは別に学校に限ったことではない話。
学校現場にことさらにレッテル貼って、教員はみんなダメだとか、もっと頑張れ、とかいう論調は、危険な兆候だと思います。
教育再生会議を筆頭とした表層だけをとらえた浅薄な議論が本当に気になります。

教育って、もっと底深いところで、落ち着いた議論が継続されていることが大事なんじゃないかと思っています。
佐藤まさたか
2007/07/08 15:18

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