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zoom RSS ばかじゃないの…。

<<   作成日時 : 2007/05/09 22:35   >>

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友人に会うために多摩北部医療センターに立ち寄りました。
新緑に包まれ、入院されている方や併設されている老人ホームにお住いとお見受けする方たちが幾人も雑木林の中を散策されていました。
この緑、そしてこの地に群生するキンラン、ギンランが、45年前の道路計画によってそっくり失われようとしていることを、昨年7月7日に、こんな記事として書きました。
キンラン、ギンランは見頃を過ぎたようでしたが、写真のように可憐な花をまだ咲かせ、立ち止まってじっと見つめているお年寄りの姿も見られます。
友人が言いました。
「ばかじゃないの…。これを全部削って道路にするなんて…。中で暮らす人たちにとっても、ここを訪れる人たちにとっても、本当に大切な空間なのに…。」

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必要な道路はありますし、整備が効果を挙げる例ももちろん多くあります。
しかし、東村山駅西口駅前に延長数十メートルだけ造られる都市計画道路3.4.9号線も、この雑木林をぶち抜く3.4.11号線も、計画されたのは昭和37年のことで、しかも実際に効果を挙げる全線開通には何十年かかるのか、はたまた実現するのかさえ全く見通しがないのです。

昨年12月議会で、ロンドスポーツ脇に開通した都市計画道路3.4.26号線の議案質疑の際、「都市計画、道路計画のあり方を時代に合った形に考え直す気はないのか」という私の問いかけに対して都市整備部長と細渕市長はこう答えています。

△小嶋都市整備部長
先ほども答弁いたしましたとおり、昭和37年に、まず都市計画決定をしているということなんです。地権者の皆さんには、東村山市は100年、200年かかって、その都市計画道路をつくっていくというお約束をある意味しているわけなんです。
(中略)それらを含めまして、10年スパンで多摩街路計画をつくっておりますので、多摩街路計画の中に位置づけながら、あるいは先ほど来答弁いたしておりますとおり、みちづくり・まちづくりパートナー事業が別の手法で街路を整備する手法があるものですから、その辺のところを見きわめながら100年、200年、300年かかっても道路を進めていくということが、市のスタンスであります。

△細渕市長
まさに都市計画決定をされ、合意を得て、その時点では最高の判断をしてやっております。
やはり物事は計画を立て、それをいろいろな状況を判断しながら消化をして進めていくのは当然でございまして、都市整備部長の答えたとおり、我が東村山市の方向としては、何年かかってもきちっとやるものはやっていきたいと考えております。

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写真上)キンラン 下)ギンラン
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役所というところは、「変える」ことを極端に嫌います。
もし変えて失敗し、責任問題になるくらいならば、疑問符は持たないことにした方が楽なのでしょう。中には頑張ろうとする職員もいるのに、出る杭として打たれてしまう方が多いようです。
つつがなく、自分が担当として与えられた数年間、いつ何のためにそうなったかもう誰もわからないような昔の計画であっても、予定通りに大過なく「こなして」いくことで仕事が成立してきた面が大きいと思います。
しかし、地球環境の危機がこれだけ叫ばれ、人々の価値観も、目的目標も多様化している時代です。
あらゆる行政計画を俎上に乗せ、厳しい目で点検する時代が来ていると思います。

次の時代に何を残すのか。限られた財源で何をすべきなのか。
「ばかじゃないの!」なのか、そうでないのか…。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ご存知とは思いますが、埼玉県では平成16年度より「長期未整備都市計画道路の見直し」を行ってきています。

http://www.pref.saitama.lg.jp/A10/BB00/miseibi-douro/miseibi-douro.html#2%20keii

またこの例以外にも都市計画道路が実情等により変更、廃止される例は決して珍しくありません。

お隣所沢市もあの複雑怪奇な西口路地も徐々にではありますが、着実に道路整備を行っています。
渋滞で有名な西武百貨店裏の大踏切の改良整備計画も進んでいます。
http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/contents/7d5715111a06232/7d5715111a0623215.html

東村山の都市計画道路の他市と異なる大きな特徴は、既存道路の拡幅では無くそれに並行して新規に道路を造ってしまおうという、今ほど市街化が進んでいなかった頃の発想ですからね…道路整備率が悪いのもあたりまえです。
抹茶
2007/05/10 10:52
抹茶さん どうもありがとうございます。

埼玉県の見直し作業、知りませんでした。
東京都が同様の取り組みをどう進めているのか、いないのか、調べてみたいと思います。

>東村山の都市計画道路の他市と異なる大きな特徴は、既存道路の拡幅では無くそれに並行して新規に道路を造ってしまおうという、今ほど市街化が進んでいなかった頃の発想ですからね…道路整備率が悪いのもあたりまえです。

全くおっしゃる通りですね。
ロンドスポーツ脇の道だって、スポーツセンターへの道だって、出来上がればもちろんある程度使われるわけですけど、それぞれ並行して幹線が走っているわけで、どうしてこんな道を作るのに血道を挙げたのか…と不思議でなりません。
西口の都市計画道路も、「ロンド脇の道と同じ時に同じ発想で都に申請をしたけれど却下された」ということを12月の質疑を通じて知りました。

市は口を開けば「わが市の都市計画道路整備率は極めて低い」と言いますが、昔の計画にしがみついてその数値を1%でも上げようという考え方に、無理があると思うのは私だけなのでしょうか…。
佐藤まさたか
2007/05/10 21:27
>今ほど市街化が進んでいなかった頃の発想ですからね…
しかし同じころに計画した市はたくさんあります。おおかた完成しているところも少なくありません。実際には発想が悪いのではなく、都市計画道路を進めようとすることをしなかった市の姿勢に問題があります。いろいろ理由はありますが、そのひとつに都市計画道路をつくるには、周辺の方の協力が必要です。しかし、それを行うには移転や撤去などがしいられます。地元の有力者の家や土地が含まれていることも多々あります。そうなると簡単にはいきません。もっと早くから実施していれば、比較的土地の価格が安い時期に、建物がないころに用地取得すれば都市計画道路は完成したはずです。(当然市議会などでもどうにかできたと思いますが、必要性と、周辺市との進捗率の格差については勉強不足だったのでしょうか?実際は議会に質問が出ますがあまり優先順位が高くなかったようです)また、都市計画道路については、市で工事するものと、東京都で工事するものがありますが、東京都で工事するものも進んでいません。なぜでしょうか・・・。やはり市が地元地権者の利益を守る(?)ような理由で拒んでいた経過があります。
いいんかい
2007/05/11 21:54
いいんかいさん ご意見ありがとうございます。

確かに、やるべき時期にやらなかった、という面はあると思います。
適切な時期に進めておけば今とは違った状況であったことは明らかでしょう。

ただ、多摩地域では特に人口増が著しい時期に学校や保育園などの整備を急がざるを得なかったという面が強いこともご承知の通りだろうと思います。

道路整備を進めることに異論はありませんが、行政には(市も都もですが)時代をどう読むのか、という視点をぜひ拡大させてほしいと私は思うのです。
昭和37年に引いた道路計画を、300年かけても完遂する、と言ってしまうセンス、やっぱりおかしくないでしょうか。

「市が地元地権者の利益を守る」ために拒んでいた、というあたり、もう少し詳しく教えていただけるようならお願いいたします。
佐藤まさたか
2007/05/14 13:12
>市は口を開けば「わが市の都市計画道路整備率は極めて低い」と言いますが、昔の計画にしがみついてその数値を1%でも上げようという考え方に、無理があると思うのは私だけなのでしょうか…。
 いまさら都市計画道路を作ろうとしているだけで、少し前までは作りたいと思っていない(実際にやっていないのでわかりやすいですが)のが実態で、必要と思っていなかったようです。実際に東京都は東村山市の都市計画道路の進捗率の悪さにあきれているようです。300年問題ですが、話の例を挙げているだけで、心からはそのように思ってはいないでしょう。市川市長から細渕市長の前期まではまったくといっていいほど道路に力は入れられておりません。都合のよいように道路計画を使っているのがわかります。
いいんかい
2007/05/15 08:09
続きです・・
>「市が地元地権者の利益を守る」ために拒んでいた・・・
都市計画道路の計画線(どこでもというわけではありません、重要路線のです)をみますと、そこに個人の土地だけでなく、事業地なども含まれています。当然実施するならばその方の協力は必要ですが、その方の顔色を見ている(その方の損得勘定もありますけど)のが市の上層部であり、用地を収用する課でもあります。天秤にかけたときに公共性よりも特定の個人の利益を優先してしまっています。身内(地元有力者、市関係者、後援者)にはやさしく、その他には厳しい、市役所の体質があります。それはどの事業も見ても公平で客観的に物事が進められない根本的な問題と思われます。
いいんかい
2007/05/15 08:26

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